公演リポート vol.36(20190630福井)

第3回 めざせ!! 100人オーケストラ ウクレレコンサート
ゲスト出演:キヨシ小林 with ウクレレ・オーケストラ・オブ・ジャパン


ウクレレオーケストラオブジャパン新人の佐久間明子です。
「第3回めざせ!!100人オーケストラウクレレコンサート」の公演をリポートさせていただきます!

皆さんはハーモニーホールふくいをご存知でしょうか?
カーネギーホール(米国)や、オペラハウス(豪州)、ボリショイ劇場(ロシア)といった名だたるホールに並び
「世界の美しいコンサートホール25選」に日本でだた1つ選ばれたホールです。
いったいどのようなコンサートホールなのだろうか?
とワクワクしてハーモニーホール駅に着いてみると、
田んぼのど真ん中に、釣り鐘型かやぶき屋根をモチーフにした大小のコンサートホールが出現しました!
中に入ると、長さ5〜6m幅4m位はあるであろう特大シャンデリアが高い天井に6個もキラキラと輝き
舞台正面にはパイプオルガンがありました。
客席は1456席あるとの事。舞台に立つと後部座席は薄暗くて見えないくらいの奥行でした。

6月30日(日)このホールでウクレレの革命的な(ウクレレでこんなこともできるのか?!という発見がいっぱいの)コンサートが開催されました。

まずは、福井ウクレレクラスタ楽音オーケストラ部の方たち28名の演奏です。
ジャジャジャジャ〜ン♪の名曲ではじまり、クラシックやタイムリーな映画音楽、番組音楽などの、
とても難しい指の動き、速いテンポの曲に全員で挑戦されていて、本当に素晴らしかったです。
ウクレレの魅力を少しでも多くの人に知ってもらおうとする皆さんのアグレッシブな姿勢にはとても刺激を受けました。

続いてSweet Strings Ukulele Orchestra の方たちの演奏です。
ブルースやベネズエラの美しい響きの曲など、私たちが普段耳にする機会がないような珍しい選曲が印象に残りました。
入場からウクレレの持ち方に至る細部まで整っていて、音に寸分の狂いもなくぴったりと息があっていて迫力がある演奏が素晴らしかったです。
大阪だけでなく福岡や高松にもメンバーがいるとの事で練習はどのようにされているのだろう?と不思議に思いました。

最後は、ウクレレオーケストラ・オブ・ジャパンの出番です。
私たちの魅力は何といってもウクレレでジャズやクラシック、演歌からポップスまでキヨシ小林先生がアレンジしてくださった幅広いジャンルの曲を弾くところです。
あとは、団員の皆さんがそれぞれあたたかいハートを持ち、思いやりの心で演奏しているところだと思います。
初めてのコンサートホールでの演奏にド緊張の私でしたが、その緊張をほぐすかのような
面白いキヨシ先生の前振り(おじぎとアキレス腱伸ばし)にはじまり、
オケオリジナルの「ウクレレオーバーチュア」から始まり、全8曲、
指が動かなかったりまだ弾けなかったところも多々ありましたが何とか弾ききることができました。
毎月第2日曜日、14:00〜17:00のキヨシ先生との練習の前に先輩方は1時間の自主練習をしてくださったり、それ以外にもいろいろと丁寧に教えてくださいます。
皆さんと一緒に、福井ハーモニーホールでウクレレ演奏をすることができて夢のようなひとときでした。

そして、一番最後は福井・大阪・東京のオーケストラ総勢109人による名曲のオリジナルアレンジ。3曲演奏しました。
私はまだ弾くことができなかったのですが聞いているだけで本当に心が弾みました。

ウクレレはとっても小さな楽器ですが、ウクレレのねいろには聴いた人の心を癒す(元気にする/ワクワクさせる/嫌なことを忘れる/安らかに眠れるなどの)
力があると思います。1人ではできない演奏も、沢山の仲間が集まることによって可能になります。

次回のウクレレコンサートは2年後とのこと、
もっともっと練習して早く先輩方のようにうまく弾けるようになりたい、
2年後に、さらに素晴らしい、グルーブ感・スウィング感のある演奏を
皆さんにお届けできるように頑張りたいと思いました。

最後になりましたがこのような素晴らしいホールで演奏する機会をいただきました事、
会場にいらして下さったお客様・福井ウクレレクラスタ楽音オーケストラ部の皆様・Sweet Strings Ukulele Orchestraの皆様
キヨシ先生はじめオーケストラオブジャパンの先輩方、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

UOJ団員リポーター 1st パート ドロップ(佐久間明子)